泡盛ちょっぴん酔い話
この酔い話は天地メーリングリストで不定期連載されているものをまとめたものです。
1. 先日「天地」にいらっしゃった与那国島出身のお客様にうかがったお話し。

 与那国には、酒造場(沖縄独特の言い方でしょうか?)は、3社あるのですが「どなん」の杜氏のかたが、退社して「舞富名」をつくられたそうです。

ちなみに「まいふな」というのは、与那国の方言で「おりこうさん」という
 意味だそうです。

2. 県内47カ所の泡盛酒造所で最古の酒造所は、沖縄市の新里酒造です。
創業は、1846年です。
杜氏は、名護市出身の平 伊秀さん。(62才)
現在は機械化されていますが、昔はキツい仕事だったそうです。
3. 石垣編

石垣には、請福酒造さんの泡盛博物館があるそうです。
石垣で一番売れているのは、「請福」のようです。
「八重泉」(やえせん)は、以前は、「やえいずみ」と言っていたようです。
石垣最古の酒造所は、「玉の露」の玉那覇酒造所だそうです。

4. 瑞穂酒造の玉那覇さんからうかがいました。

瑞穂酒造から、台湾向けに麦焼酎を出荷するそうです。
18度で、黒麹を使い、まったく泡盛を作るように作ったそうです。
内地の焼酎のように添加物は一切入っていないということです。
県内でも試験的に発売するそうです。 

5 先日いらしていました泡盛の設備屋さんからお伺いした話。

宮古伊良部島の「宮の華」の酒造所は、土足厳禁のうえ、チリひとつ落ちていないそうです。 社長さんが非常にキレイ好きだとのことです。

6 最近気に入っている泡盛にヘリオスさんの「主」があります。そこでヘリオス酒造の松田社長にお伺いしました。 以下、松田社長さんのお話し。
 
原酒を樽に貯蔵熟成させると「くら」になり、甕貯蔵が 「主」(ぬーし)になります。 古酒は3年以上の原酒を51%以上入れた泡盛のことをいいますが、「主」は100% 5年古酒です。
7 明治31年創業の津波古酒造場は那覇垣花で泡盛造りを始めましたが、戦後、那覇市与儀に工場を移し、現在に至ってます。
主力の「太平」のラベルの、二重丸は、それぞれ地球と太陽を表わし宇宙平和の願いも込められているとのことです。